2018年4月19日木曜日

荒玉観光“風評”はね返す 修学旅行を積極誘致 グリーンランドと連携も [熊本県]|【西日本新聞】

同協議会は今後、西日本最大級の遊園地、グリーンランド(荒尾市)と合同での営業活動を強化していく。同園はスペースワールド(北九州市)の閉園に伴い誘客エリアを広げ、本年度の修学旅行生の受け入れ人数は前年度より5千~6千人増える見通し。同協議会としてもこの勢いに乗り、関西に加え、四国や中国地方などで新たな営業先を開拓していきたい考えだ。  事務局の荒尾市産業振興課の担当者は「修学旅行誘致の経済波及効果は大きく、良い思い出を提供できれば卒業後のリピーターにもつながる」と強調。各自治体のトップが参加する営業活動の実施も検討しているという。 【ワードBOX】荒玉地域の地震被害  2016年4月の熊本地震で荒尾、玉名地区の最大震度は玉名市で6弱、荒尾市で5弱を観測した。家屋の被害は、玉東町で全半壊160棟、玉名市で同106棟、南関町で同3棟、和水町で半壊33棟だった。両地域の日帰り観光客数は、地震前の15年度が618万630人、16年度が514万1321人と大きく落ち込んだ。